オランダ王家の三女で末っ子、アリアーネ王女が17歳に

オランダのアリアーネ王女
アリアーネ・ウィルヘルミナ・マクシマ・イネス
母はアルゼンチン出身
三姉妹
「アリアーネ」の名前の由来
「イネス」の由来
王位継承順位は3位
オランダとアルゼンチンの二重国籍
海外の高校で学ぶ
UWCイタリア校
多言語を操る
王女としての自覚も
スポーツ大好き
観戦も好き
動物も好き
アリアーネ王女の未来は?
オランダのアリアーネ王女

オランダ国王の末娘であるアリアーネ王女が、今年4月10日に17歳の誕生日を迎えた。今回は王女の成長ぶりや、お気に入りのアクティビティについてご紹介しよう。

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アリアーネ・ウィルヘルミナ・マクシマ・イネス

オランダ王ウィレム=アレクサンダーと王妃マクシマ・ソレギエタの第三子はハーグで2007年に誕生し、アリアーネ・ウィルヘルミナ・マクシマ・イネスと名付けられた。この長い名前の「ウィルヘルミナ」と「マクシマ」の部分はそれぞれ、父方の高祖母であるオランダ女王ウィルヘルミナ(第4代オランダ国王)と、母であるマクシマ・ソレギエタに由来している。

写真:RVD

母はアルゼンチン出身

王妃マクシマ・ソレギエタ・セルティは1971年にブエノスアイレスに生まれた。貴族や王族の出ではないが、マクシマ王妃の父であるホルへ・ソレギエタは裕福な農場経営者であり、ビデラ大統領の軍事政権(アルゼンチン)において閣僚をつとめた経歴がある。彼女はニューヨークの銀行に勤めていたとき、ウィレム=アレクサンダー王子(当時)と出会い、2002年に結婚する。

三姉妹

ウィレム=アレクサンダー王子とマクシマ妃の間には、3人の子供が誕生した。まず、カタリナ=アマリア王女が2003年に誕生。長女として次期国王の座に就くとされている。次女アレクシア・ユリアナ・マルセラ・ローレンティン王女は2005年に生まれた。そして2007年に生まれたのが、三女で末娘のアリアーネ王女である。

「アリアーネ」の名前の由来

アリアーネという名前にはギリシア風の響きがある。「アリアーネ」はもとは「アリアドネ」とされており、ギリシア神話においてアリアドネはクレタ島の王女である。アリアドネは英雄テセウスに恋をして、怪物ミノタウロスの迷宮から彼を救うことになった。

「イネス」の由来

そんなギリシア風の名前を持つアリアーネ王女のフルネームを再度確認しておこう。アリアーネ・ウィルヘルミナ・マクシマ・イネス。前述の通り、「アリアーネ」はギリシア神話のアリアドネ、「ウィルヘルミナ」は父方の高祖母、「マクシマ」は母に由来する。そして末尾の「イネス」の由来は、母方の叔母、つまりアリアーネ王女からみて母の妹にあたるイネス・ソレギエタである(写真の女性、その横は父のホルへ・ソレギエタ)。この叔母は精神的な不調を抱えており、2018年に33歳の若さで自ら命を絶つことになった。

王位継承順位は3位

ところで、アリアーネ王女の王位継承順位は二人の姉に次ぐ第3位だ。つまり何らかの理由で姉たちが女王にならなかった場合、アリアーネ王女が父から王位を継ぐことになる。もっとも専門家たちの見立てによれば、そのシナリオは実現の見込みが薄いという。

写真:Erwin Olaf / RVD

オランダとアルゼンチンの二重国籍

国際的なバックグラウンドを持つ王室メンバーにはよくみられることだが、アリアーネ王女もまた、オランダとアルゼンチンの二重国籍を持っている。

海外の高校で学ぶ

アリアーネ王女は現在、イタリアのUWCアドリアティック・カレッジに通っており、国際バカレロアの資格を2025年に取得することを目標にしている。

写真:RVD

UWCイタリア校

ユナイテッド・ワールド・カレッジ(UWC)のイタリア校であるアドリアティック・カレッジは、その名の通りアドリア海に面しており、イタリア半島の付け根部分、ヴェネツィアよりもさらに東に行ったスロベニアとの国境付近に位置している。そこにはドゥイーノという風光明媚な町があり、世界中から選抜された高校生が集う学び舎があるのだ。

写真:Duino Castle / Wikimedia

多言語を操る

アリアーネ王女の教育にはそういった国際的な学校がぴったりかもしれない。なぜなら、王女は多言語が飛び交う家庭で育ち、自分でもすでにいくつかの言語を巧みに操ることができるからだ。王女は父の母語であるオランダ語に加えて、英語、そして母の母語であるスペイン語を話すことができる。

王女としての自覚も

また家庭における教育という面では、王女としての自覚が少しずつ芽生えるような配慮が行き届いている。アリアーネ王女は幼い頃から姉たちともに両親に連れられ、公の場に姿を見せたり、公務などをそばで見ているのだ。そのような機会をつうじて、アリアーネ王女は王室のしきたりや公人としての活動に少しずつ親しんできた。

スポーツ大好き

アリアーネ王女は同世代の若者と同じく、さまざまなスポーツに関心を持っている。たとえば、家族のメンバーとヨットやスキーに興じる姿が報じられている。

観戦も好き

また、アリアーネ王女はまだ幼いころにオランダ代表チームを応援することを覚えた。この写真をご覧いただきたい。2016年のリオデジャネイロオリンピックを観戦する姉妹の姿である。となりに父の国王がいる。

動物も好き

アリアーネ王女は動物が好きなことでも知られている。余暇に動物園を訪れ、動物たちと触れ合う姿がしばしば目にされている。

アリアーネ王女の未来は?

3人姉妹の末っ子とはいえ、アリアーネ王女の近い将来にオランダ王室でさまざまな役目を担うことが期待されている。今後の活躍に注目しよう。

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