交通事故後のリハビリを開始:アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットの息子パックス(20)
自転車事故で入院していた、アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットの息子パックス。ウェブメディア『E! Online』が一家と親しい関係者を通じて確認したところによると、パックスは現在は無事退院しているという。
同関係者は『E!オンライン』に、「パックスは後遺症を負っており、これから理学療法とリハビリの長い道のりが始まります」と語っている。
パックスとアンジェリーナは、「救急隊員の迅速かつ的確な行動と、素晴らしい医療措置に深く感謝している」と語っているという。母親のアンジェリーナ・ジョリーは7月29日の事故以来、パックスに付き添っていたようだ。
米エンタメサイト「TMZ」の報道によると、7月29日、パックス・ジョリー=ピットは電動自転車に乗っていたところ、車と衝突して頭部を負傷したという。
パックスの容態は現在安定しているが、軽い脳出血の懸念が浮上し、さらなる検査と治療のため病院に搬送されることとなった。
パックスはカリフォルニア州ロサンゼルスのロス・フェリズ・ブールバードを、普段通り電動自転車で走っていた。事故当時、周囲の交通量はかなり多かったという。(写真は1989年のロサンゼルスの交通状況。)
同サイトによると、パックスは交通量の多い道路を走行していたにもかかわらず、ヘルメットを着用していなかったようだ。ヘルメットの着用規定については不明だが、混雑した車道をヘルメットなしで走行するのは危険といわざるを得ないだろう。
7月29日午後5時頃、パックスがラッシュアワーの混雑した通りを走行中、前方の信号が赤に変わったという。警察関係者が同サイトに語ったところによると、パックスが赤信号で停車しようとしたタイミングで、「交差点に停車していた車の後ろに衝突した」という。
警察と救急隊が到着する前に、車の運転手はパックスの様子を確認するために車から降りた。腰の痛みと頭部の負傷のため、その後パックスは病院に運ばれたという。
最初は脳出血の心配があったものの、パックスはもうすぐ帰宅できるようだ。次にロサンゼルス周辺を通行するときは、ヘルメットを着用した方が良いかもしれない。
パックス・ティエンは、アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットの4番目の子供である。2003年にベトナムで生まれ、2007年に養子として引き取られることになった。
「パックスは生まれてから3年半ずっと、鉄のベッドのうえで20人の子供たちと同じ部屋で一緒に過ごし、何かを自分で選択する権利も自由もなかったんです」とアンジェリーナは英ウェブサイト「ザ・スタンダード」のインタビューで語った。
アンジェリーナが2017年に米誌『ヴァニティ・フェア』に語ったところによると、パックスとその兄妹は辛い幼少期を過ごしたにもかかわらず、「思慮深く」そして「社会に関心をもつ」タイプに育ったそうだ。「子供たちは私の誇りです」と彼女は語っている。
パックスは、アンジェリーナ・ジョリーの映画『マレフィセント』でのカメオ出演や、『カンフー・パンダ3』で声優を務めるなど、エンタメ界で精力的に活躍している。しかし報道によると、裏方の仕事の方が向いているようで、2022年にはジョリーの映画『最初に父が殺された』でカメラマンも務めたという。
一方、パックスと父親であるブラッド・ピットの関係は良好ではなさそうだ。2020年、パックスはプライベート設定にしたインスタグラムのアカウントにストーリーを投稿、父親の行動を痛烈に批判した。英ウェブサイト「ザ・スタンダード」によると、「父の日おめでとう、このワールドクラスのろくでなしめ。お前が卑劣でひどい人間だということは明らかだ」と投稿したという。
パックスは、父親を「最低の人間」と呼んで投稿を締めくくった。現在の親子関係がどうなっているのか、また、ブラッド・ピッドが交通事故について把握しているかどうかは不明である。
アンジェリーナ・ジョリーは、パックスの現在の状態や事故そのものについてコメントしていないが、一刻も早い全快を願っていることだろう。