アダルト業界から米テレビドラマに進出、いまやファッションモデルに：クロエ・チェリーの快進撃

ゼンデイヤが主役するドラマ『ユーフォリア / EUPHORIA』に出演して注目を集めたクロエ・チェリー。米国でアダルト女優としてキャリアをスタートし、いまではファッション界の風雲児として注目されている。そんなクロエの経歴を振り返ってみよう。

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クロエ・チェリーは1993年8月23日、アメリカのペンシルベニア州ランカスターで生まれた。伝統的な生活様式を厳しく守るアーミッシュのコミュニティも近くにあるような、比較的保守的な地域だ。クロエは18歳でマイアミへと引っ越すことを決意する。

マイアミでは多くのアダルトビデオに出演。2020年になるとコロナ禍のせいで撮影は減少、パトロンプラットフォーム、「Only Fans」上での自主活動に重点を移した。

2022年、人気ドラマ『ユーフォリア』でのフェイ役に抜擢され、そんな彼女のキャリアに転機が訪れる。

噂では、抜擢のきっかけは『ユーフォリア』の監督サム・レヴィンソンがインターネットでクロエの動画を目にしたことだったとか。その動画ではクロエがドラマの登場人物を面白おかしく演じていたらしい。

『ユーフォリア』での活躍以後、クロエはファッション界にも参入。ロンドンのモデル事務所に所属してニューヨークやパリのファッション・ウィークに登場した。写真は2023年にイヴ・サンローランのコレクションでモデルを務める様子だ。

国際的スターともなると日常の些細な言動も注目の的。オンラインメディア「Radar Online」によると、クロエは昨年12月に地元のペンシルベニア州ランカスターに帰った際に28ドルのブラウスを試着、会計せずにそのまま立ち去ってしまったのだという。

そんなスキャンダルもありながら、次のステップとして映画への出演も控えている。オンライン映画データベースのIMDbやメディア専門家などによると、クロエは『www.RachelOrmont.com』と題されたSF映画に出ることになっている。が、現時点ではそれ以上の情報はない。

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ファッション界のアイコンとして、クロエは常に存在感を発揮。その勢いはとどまるところを知らず、さまざまなブランドもそれを最大限活用している。

クロエは革新的かつ自由なイメージを売りにしており、同時に非常に独特なカリスマもまとっている。

自分のキャリアについて、クロエは『ヴァラエティ』紙にこう語った：「私はコメディやホラーにも向いてると思いますし、シリアスなものもいいですね。でも、はっきり言って、なんでもできると思います」

同じインタビューでクロエは、広く注目を集めるようになってから、自分の身体的特徴に対する批判を受けるようになって困惑しているとも語っている：「本当に多くの人が私の唇の大きさについて話しているんです……ニュースの見出しにもなってますし、たくさんの人が私の唇が大きすぎると言っています」

さらにそのインタビューでは、クロエが好きなドラマの話も。『メディア王 〜華麗なる一族〜』と『GIRLS/ガールズ』がお気に入りらしく、なかなか良い趣味を感じさせる。

クロエには芸術の才能も。『ニューヨーク・タイムズ』紙の記事によるとロサンゼルスのギャラリーでコラージュを展示したことがあるらしく、ラップの作詞もやっている。

その『ニューヨーク・タイムズ』での同じ記事で、クロエはキャリアを変えたことでより自由になれ、自分に自信が持てたと語っている。「以前は常に自分の外見に悩まされていました。いまではもうそんなことはありません」

クロエ・チェリーはもうすでにスターの一員だろうか？ 確かにそういう面もあるが、クロエ自身が語るように、この人気は一時的なものかもしれない。アンディ・ウォーホルの言葉を借りれば「人は誰でも15分間だけは有名人になれる」のだ。というわけで、クロエ・チェリーはこれからもチャレンジを続けていくことだろう。

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