堂々とワキ毛を披露したスターたち:自然体がいちばん?
昨今ではありのままの自分を受け入れる「ボディ・ポジティブ」のムーブメントにのり、ワキ毛のお手入れ習慣をくつがえす女性も増えてきた。今回はワキ毛のお手入れを「却下」したセレブたちを紹介していこう。
2003年、第31回アメリカン・ミュージック・アワードのレッドカーペットで撮影されたブリトニー・スピアーズの写真は、世界中を駆け巡った。
イタリアのロックバンド、マネスキンのボーカル、ダミアーノのパートナーであるモデルのジョルジア・ソレリもワキ毛を剃らないことで知られている。
このジュリア・ロバーツの写真は、『ノッティングヒルの恋人』(1999)のロンドンプレミア会場で撮影されたものだ。ハリウッドスターがワキ処理をせずにレッドカーペットに登場したことは、当時の社会にとってセンセーショナルな出来事だった。
女優ドリュー・バリモアも、自然体のショットを公開している。写真は、2005年にオリンパス・ファッション・ウィークに登場した時のもの。
90年代に大活躍したフォークシンガー、アーニー・ディフランコ。フェミニストであり男性優位社会に反発していた彼女は、ライブには必ずと言っていいほどワキ毛を剃らずに登場した。
世界的なポップ・アイコンのマイリー・サイラスも一般的な社会ルールを無視するタイプのセレブだ。2015年の「amfAR・Inspiration・ガラ・ニューヨーク」でしっかりワキ毛を披露している。
インディーズ映画界の偉大な女優のひとりであるローラ・カークは、2007年のゴールデングローブ賞のレッドカーペットでわき毛を披露している。
誰もが認めるポップミュージックの女王マドンナも、1980年代はムダ毛処理に反対していた。
マドンナの長女であるローデス・レオンも、母親にならって何年もワキの手入れをせずにいた。
流行に流されない人の代表格がジャマイカ系アメリカ人のアーティスト、グレース・ジョーンズだ。歌手、モデル、女優として活躍する彼女は、2014年にミラノで開催されたコンサートで自然のままの姿で登場した。
シンガーソングライターのジュリア・マイケルズも、ボディ・ポジティブを実践している。この写真は、2021年のグラミー賞のレッドカーペットで撮影されたもの。
ボディ・ポジティブのお手本のような存在がジャゼル・ザノーティ。性別の枠組みを超えたファッション様式であるアンドロジナス・ルックを体現するモデルで、インスタグラムのフォロワーにナチュラルな姿を披露している。
写真: Instargram @uglyworldwide (Jazzelle Zanaughtti)
自由のために戦い、ボディ・ポジティブのメッセージを貫く女性たちのリストに、レディー・ガガを欠かすことはできないだろう。
2002年にニューヨークで開催されたイベントに、ワキを処理せず現れたジュリエット・ルイス。
こうしたセレブたちが登場するずっと以前の1955年に、社会的タブーを破ったのがソフィア・ローレンだ。
『めぐり逢えたら』(1993)やアメリカのケーブルテレビHBOのシリーズ『GIRLS/ガールズ』で知られるギャビー・ホフマンは、ワキのお手入れなしで公の場に登場することが多い。
マイケル・ジャクソンの娘であるパリスも流行を追わず、自分にとって心地よいナチュラルなスタイルがお気に入り。