あの役と大違い? 俳優たちの意外な素顔

キャロル・オコナー
ビル・コスビー
グェンドリン・クリスティー
ニール・パトリック・ハリス
ヒュー・ローリー
アリソン・マック
ヘンリー・ウィンクラー
ボブ・サゲット
リサ・クドロー
ダン・バトラー
レイン・ウィルソン
ステファニー・ベアトリス
クリフ・エドワーズ
トム・フェルトン
メーガン・ムラーリー
ローワン・アトキンソン
キャロル・オコナー

キャロル・オコナーという俳優を「アーチー・バンカー」というキャラクターと切り離して思い描くことは難しい。アーチー・バンカーはテレビドラマ『オール・イン・ザ・ファミリー』に出てくる偏見にこりかたまったキャラクターで、ポリティカル・コレクトネスに反する発言をする。しかし、実際のキャロル・オコナーは、むしろ柔軟な考え方の持ち主であり、政治的にはリベラルである。大学も出ており、ユニバーシティ・カレッジ・ダブリンでアイルランドの歴史と文学を学んだ。アーチー・バンカーとの共通点があるとすれば、二人ともその青春期をニューヨーク市クイーンズ区で送ったということくらいである。

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ビル・コスビー

ビル・コスビーの演じた最も有名なキャラクターは、テレビドラマ『コスビー・ショー』に出てくる人柄の良い産婦人科医、クリフ・ハクスタブルだ。しかし、現実のビル・コスビーは、女性に薬物を飲ませて暴行に及んだとされている。2018年の裁判で有罪となり、その後服役したのだが、ペンシルバニア州最高裁判所が2021年にその有罪判決を破棄している。審理のプロセスにビル・コスビーの権利を侵害する点があったというのがその理由だ。

グェンドリン・クリスティー

グェンドリン・クリスティーは、テレビドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の主要キャラクター「タースのブライエニー」を演じている。タフで口数が少なく、感情をおもてに出さないキャラクターだ。しかし、実際のグェンドリン・クリスティーは、ハイファッションやおしゃれ好きのとても快活な女性である。

ニール・パトリック・ハリス

若い世代の視聴者にとって、ニール・パトリック・ハリスの演じた最も有名なキャラクターは『ママと恋に落ちるまで』に登場する女たらし、バーニーだろう。しかし、実際のニール・パトリック・ハリスはゲイであり、2004年からは決まったパートナーがいる。現在は結婚しており、子供も迎えている。ちなみにニール・パトリック・ハリスはテレビドラマ『天才少年ドギー・ハウザー』の主演をつとめてもいるが、ドギーのような天才少年医師でもない。

ヒュー・ローリー

ヒュー・ローリーは、テレビドラマ『Dr.HOUSE』に出てくるひねくれ屋の医師の役でよく知られている。しかし、実際のヒュー・ローリーはとても温和でこだわらない性格の持ち主であり、加えてひょうきんなところもある。

アリソン・マック

アリソン・マックの演じた最も有名なキャラクターは、テレビドラマ『ヤング・スーパーマン』に出てくる愛すべき無垢なクロエ・サリバンだろう。しかし、実際のアリソン・マックはカルト教団「NXIVM」のメンバーであり、2018年に性行為目的の人身売買に関与したとして逮捕されている。裁判では2021年に禁錮3年の実刑判決が言い渡された。

ヘンリー・ウィンクラー

ヘンリー・ウィンクラーは、テレビドラマ『ハッピーデイズ』の不良少年フォンジー役で人気に火がついた。しかし、その頃のヘンリー・ウィンクラーは不良少年とはほど遠い性格だったようだ。本人があるテレビ番組で語ったところによると、かつては「ぱっとしない青年」であり、女の子に電話をかけるときは緊張のあまり震えがとまらず、うだるように暑い真夏のニューヨークでもオーバーが手放せなかったという。

ボブ・サゲット

ボブ・サゲットはテレビドラマ『フルハウス』のダニー・タナー役でよく知られている。真面目で厳格な父親だ。しかし、ボブ・サゲットの本領はコメディアンとしての活動にある。それも、卑猥なジョークを得意とするコメディアンだ。

リサ・クドロー

リサ・クドローはテレビドラマ『フレンズ』に出てくる風変わりな女の子、フィービーの役でよく知られている。しかし、実際には生物学の学位を持っており、医者である父と共同で八年間、頭痛の研究をしていたこともある。また、メンタルヘルスの問題について自分の経験を明かしており、フィービーを演じているときは自分の身体に自信が持てなくて悩んでいたと、マーク・マロン(コメディアン)のポッドキャスト番組で語っている。

ダン・バトラー

ダン・バトラーといえば、テレビドラマ『そりゃないぜ!? フレイジャー』に出てくるボブ・“ブルドック”・ブリスコの姿が真っ先に思い出されるかもしれない。しかし、インタビューなどを見るかぎり、その話ぶりはおだやかで常に礼儀正しい。

レイン・ウィルソン

テレビドラマ『ジ・オフィス』に登場する神経質な「ドワイト・シュルート」役で有名なレイン・ウィルソンだが、実際にはヒッピー風の脱力タイプである。ワシントン州シアトルの出身。

ステファニー・ベアトリス

ステファニー・ベアトリスはテレビドラマ『ブルックリン・ナイン-ナイン』のローザ・ディアス役でよく知られている。口調は平板で顔は無表情、言うことはシニカルなキャラクターである。しかし、インタビューなどで聞くステファニー・ベアトリスの声には潤いと張りがあり、ローザとはずいぶん違うことに驚かされる。

クリフ・エドワーズ

クリフ・エドワーズは1940年代のディズニー映画『ピノキオ』のコオロギ、ジミニー・クリケットの声優として知られている。映画のなかで『星に願いを』を歌っているのも彼である。役のコオロギはいたって真面目な性格だが、それを演じたクリフ・エドワーズはアルコール依存と薬物依存を抱えており、賭博にも手を出していた。生活に窮し、貧乏役者のためのアパートのようなところに暮らしていたこともあるという。

トム・フェルトン

トム・フェルトンはなんといっても、『ハリー・ポッター』シリーズのドラコ・マルフォイ役で知られている。ハリー・ポッターのとことん嫌味な級友だ。しかし、実際のトム・フェルトは誰もが認める好青年であり、親切で前向きな性格の持ち主である。情に厚く、ファンに対する愛も深い。

メーガン・ムラーリー

たいていの人はメーガン・ムラーリーのことを、テレビドラマ『ふたりは友達? ウィル&グレイス』に登場するカレン・ウォーカーのキャラクターで思い浮かべるはずだ。モラルの著しく欠落した酒好きのキャラクターだ。しかし、実際のメーガン・ムラーリーは地に足ついた人物であり、カレンよりも落ち着いた低い声で話す。

ローワン・アトキンソン

ローワン・アトキンソンといえば、Mr.ビーンである。口数少なにひどく馬鹿馬鹿しいことをやってのけるキャラクターだ。しかし、現実のローワン・アトキンソンはオックスフォード大学で工学修士を取得している。また、かけだしの頃のアトキンソンが演じた初めての大役は、テレビドラマ『ブラックアダー』のひどく饒舌な主人公だった。

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