人類の見果てぬ夢
SFが予想した未来
宇宙開発競争
1960年代の著しい進歩
最初の宇宙ステーション
スペースシャトルの黄金時代
アリアン計画
人類は火星にたどり着けるのか?
国際宇宙ステーション
宇宙旅行がスタート
進展する宇宙旅行
反発の声
民間企業の参入
宇宙開発競争、ふたたび?
火星コロニー
精力的な活動
宇宙旅行を再開させたベゾス
夢は始まったばかり
新たな局面を迎えた宇宙開発
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人類の見果てぬ夢

人類はいにしえより天体観測と宇宙の解明に情熱を燃やしてきました。そして、この広大なめくるめく未知の世界は驚異の連続で人類を魅了し続けています。しかし、人類の歴史は学問の発展とともに加速しており、20世紀以降のめざましい技術進歩もあいまって、宇宙はただの夢物語ではなくなりつつあります。

新たな局面を迎えた宇宙開発
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SFが予想した未来

宇宙開発が始まる以前から、文学は人類の宇宙進出を先取りしていました。19世紀にはフランスの小説家ジュール・ヴェルヌが『月世界旅行』2部作を出版、人類が月を探検する物語を生み出したほか、1954年にはコミック『タンタンの冒険旅行』シリーズで、主人公タンタンが宇宙船で月面着陸を果たすというエピソード「月世界探検」が発表されました。

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宇宙開発競争

1950年代以降は当時の超大国、米国とソ連が中心となり、人工物を宇宙に飛ばす計画が展開されました。冷戦という時代背景も相まって、両陣営は互いに負けじと宇宙への夢を膨らませたのです。

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1960年代の著しい進歩

宇宙開発の経過はよく知られています:1957年のライカ犬に続き、1961年にユーリイ・ガガーリンが世界初の有人宇宙飛行に成功。これにより、ソビエト連邦が宇宙開発競争で一歩先んじたように見えましたが、米国は1969年に世界初の月面着陸を成功させ、ドラマチックに一矢を報いました。

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最初の宇宙ステーション

しかし、月面着陸ミッションの膨大なコストに直面したNASAおよびその他の宇宙開発機関は、宇宙ステーション開発に目を向けるようになります。ソ連は1970年に「サリュート」ステーションを軌道に投入、一方、米国も1973年にスカイラブを打ち上げ、宇宙開発競争は佳境を迎えました。

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スペースシャトルの黄金時代

1970年代から1980年代初頭にかけて、NASAはチャレンジャー、ディスカバリー、アトランティスといったスペースシャトルの打ち上げに成功。しかし、1986年1月28日、チャレンジャー号が発射直後に爆発事故を起こしたことで、米国の宇宙開発計画は打撃を受けることになります。

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アリアン計画

一方、米国とソビエト連邦の覇権に対抗すべく、フランスもヨーロッパ諸国と共同でアリアン計画を始動。 1979年から1998年にかけて、フランス領ギアナにあるギアナ宇宙センターから100発以上のロケット打ち上げを成功させました。

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人類は火星にたどり着けるのか?

しかし、宇宙開発のターゲットは地球周回軌道と月面着陸だけではありません。 1960年代以降、火星の謎を解明すべく無数の無人探査機が火星に送り込まれており、最近ではアラブ首長国連邦が探査機「ホープ」を火星周回軌道に投入しました。人類が赤い惑星に足を踏み入れるのも間近?

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国際宇宙ステーション

しかし、冷戦終結によって宇宙開発競争に変化の兆しが現れます。1990年代後半になると、世界の主要な宇宙開発機関が国際宇宙ステーション計画を立ち上げたのです。これは「ISS(国際宇宙ステーション)」と名付けられ、2011年に完成しました。以来、多くの宇宙飛行士たちが滞在するこの設備は、宇宙飛行が人体に及ぼす影響の研究に活用されており、人類が宇宙を遥か遠くまで旅する未来に備えています。

新たな局面を迎えた宇宙開発
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宇宙旅行がスタート

2000年代、宇宙開発は大きな転換期を迎えます。公的機関による研究目的の宇宙飛行ではなく、個人的な宇宙旅行が行われるようになったのです。最初の宇宙旅行者はアメリカ人デニス・チトーで、2000万ドルの私財をはたいて2001年に1週間宇宙に滞在しました。

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進展する宇宙旅行

この20年間で十数人の宇宙旅行者がデニス・チトーに続きました。2002年に2番目の宇宙旅行者となった南アフリカのマーク・シャトルワース、2009年9月にソユーズに搭乗したカナダ人ギー・ラリベルテなどが含まれます。

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反発の声

宇宙旅行が社会や環境におよぼす悪影響については批判の声も上がっています。宇宙船の打ち上げは環境汚染の原因になるほか、膨大なエネルギーとコストがかかります。宇宙旅行ができるのはごくわずかな富裕層だけなのです。そのため、研究者のなかには、宇宙の利用は研究目的だけに制限すべきであると主張する人もいます。

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民間企業の参入

宇宙旅行が広まる一方、民間企業も宇宙開発に乗り出しています。宇宙開発はもはや国家プロジェクトとは限らないのです。 2000年代初頭、Amazonの創設者ジェフ・ベゾスとテスラ社のCEOイーロン・マスクが、ブルーオリジンとスペースXをそれぞれ創設。民間の宇宙開発企業の二大巨頭となっています。

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宇宙開発競争、ふたたび?

2010年代、この二人の億万長者は世界一の大富豪の座に加えて、宇宙開発分野でも競走を繰り広げました。両社ともロケットを打ち上げ、激しい野心をあらわにしたのです。そして2011年、イーロン・マスクは火星に人類を送り込むと宣言。

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火星コロニー

ただの夢物語か、はたまた近い将来実現するのか?火星に人類を送るのは昔から宇宙工学の夢です。しかし、それには膨大な資金と技術が必要です。イーロン・マスクに賛同する人々は、地球が住めなくなったとき火星こそ新天地になると主張していますが、彼を批判する人々は、こんな計画は大言壮語にすぎず、火星に移住することはできないと言っています。

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精力的な活動

火星移住の夢を語る一方で、スペースXは公共の宇宙開発計画とも緊密に協力しています。同社は2012年にISSの物資補給を行ったほか、自前のロケット、ファルコン9で宇宙飛行士も送り込みました。

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宇宙旅行を再開させたベゾス

一方、ブルーオリジンは軌道ロケット「ニューシェパード」を利用して宇宙旅行を再開しようとしています。 2021年7月20日、ジェフ・ベゾスは弟のマーク、宇宙工学のパイオニアで82歳のウォリー・ファンクらを伴って初飛行を達成。ウォリー・ファンクは長年の夢を実現しました。もう一人の旅行者は18歳のオランダ人学生、オリバー・デーメンでした。

新たな局面を迎えた宇宙開発
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夢は始まったばかり

国家を挙げての壮大な宇宙計画が主流だった時代は終わり、宇宙開発競争はフロンティア精神旺盛な民間人の手に委ねられるようになってきました。宇宙旅行、学問的知識の進展、そして火星進出の夢:今後数年で宇宙開発競争がホットな話題になるのは間違いありません!見果てぬ冒険の夢はまだ始まったばかりです。

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