チョコレート危機:2050年までにチョコが消失する?

カカオ生産地の危機
NPOオックスファムの警告
チョコレートが希少品に?
気候変動が主な原因
干ばつと気温の上昇
ガーナとコートジボワール
2℃近くの気温上昇
迫りくる雨不足
カカオの実がなるまで約5年
増大する需給
メーカーと大学の提携
ゲノム編集技術CRISPR
農家への提言
昔ながらの対策も効果を発揮
高級化するチョコレート
影響の少ないホワイトチョコレート
チョコレートの未来
カカオ生産地の危機

米国海洋大気庁によれば、気温の上昇により、2050年までにカカオ生産地は現在よりも300メートルほど標高が高い土地へと押し上げられることになるという。現在、そうした土地の多くは野生動物保護区になっているのだが......

画像:Salah Ait Mokhtar/Unsplash

 

NPOオックスファムの警告

21世紀の半ばにチョコレートが消失する可能性を警告したのは、NPO法人のオックスファムだ。

画像:Etty Fidele/Unsplash

チョコレートが希少品に?

2050年どころか2030年頃には、チョコレートはキャビアなどの希少品と同じような高級食品となっているかもしれない。

画像: Emma Vendetta/Unsplash

 

 

気候変動が主な原因

オックスファム・スペインのレポートによれば、気候変動がチョコレート危機の元凶だという。

画像: Matt Palmer/Unsplash

干ばつと気温の上昇

具体的には、チョコレートの原料となるカカオの栽培には特定の環境条件が必要であり、干ばつと異常気温は世界のカカオ生産に決定的な被害をもたらすというのだ。

画像:Matt Palmer/Unsplash

 

ガーナとコートジボワール

開発途上国の天然資源を保護する非営利組織の国際熱帯農業センター(CIAT)は、報告書の中で地球上のカカオ生産量の50%以上を占めるガーナとコートジボワールに注目している。

画像:Hans Eiskonen/Unsplash

2℃近くの気温上昇

CIATによればこの2カ国は2050年までに気温が2℃近く上昇する見通しで、そうなると高温多湿を好み、乾燥や日差しに弱いカカオの栽培は壊滅的状況に置かれる可能性がある。

画像: Unsplash - Jaroslaw Kwoczala

迫りくる雨不足

年間を通じて降水量の多い熱帯気候で育つカカオの実は、雨不足と気温の上昇によって深刻な影響を受けるだろう。

画像: Unsplash - Evans Amoah

カカオの実がなるまで約5年

カカオの木の寿命は約30年、種を植えてから収穫できるようになるまで約5年かかる。そのため、米国海洋大気庁は、気候変動は現在のカカオの木ではなく次世代に影響を及ぼすとしている。

画像: Kyle Hinkson/Unsplash

増大する需給

現在のグローバル化社会では5年というのは非常に長いスパンであり、増大する需要に対し供給バランスが崩れてしまう可能性が高い。

画像:Andres Medina/Unsplash

メーカーと大学の提携

チョコレートの未来を救うため、チョコレートの世界的大手であるマースがカリフォルニア大学バークレー校と提携し、カカオの遺伝子編集による品種改良を目指している。

画像:Denny Muller/Unsplash

ゲノム編集技術CRISPR

CRISPRとはDNAやゲノムを必要に応じて編集する技術であり、現在より乾燥が進み気温の高い環境でもカカオが生存可能にすることが期待されている。

画像:Sangharsh Lohakare/Unsplash

 

農家への提言

米国海洋大気庁はカカオ生産農家に対し、乾燥に強い特定の品種を栽培するよう推奨している。

画像:Rodrigo Flores/Unsplash

昔ながらの対策も効果を発揮

また、熱帯雨林の木陰にカカオを植え、木に日陰を作る「カブルカ」と呼ばれる持続可能なブラジルの伝統農法も対策として活用されている。

画像:Joanna Kosinska/Unsplash

 

高級化するチョコレート

カカオ生産を救うためのこうした対策はいくつか残されているが、はっきりしているのは近い将来、チョコレートは今よりもかなり高価になるということだ。

画像:Coffeefy Workcafe/Unsplash

 

影響の少ないホワイトチョコレート

一般消費者が購入しやすくなるよう、多くのブランドはカカオの代用品を使い、純度を下げた「チョコレート」を生産している。例えばホワイトチョコレートはココアバター、乳製品、砂糖が主な原料であり、ミルクチョコレートやダークチョコレートに使用されるカカオマス(カカオ豆をすりつぶしたもの)は含まれていない。

チョコレートの未来

チョコレートの消失が危惧される中、カリフォルニア大学バークレー校の科学コミュニケーション・マネージャーをはじめ多くの科学者たちが、『USAトゥデイ』を通じ、チョコレートが40年以内に絶滅する見込みはないとしている。

画像:Charisse Kenion/Unsplash

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