せっかくの花形なのに…… 出演辞退してしまった俳優たち

せっかくのオファーを断る理由は……
後悔?
マコーレー・カルキン:レナード役(『ビッグバン★セオリー/ギークなボクらの恋愛法則』、2007年)
アンジェリーナ・ジョリー:ダイアナ・プリンス役(『ワンダーウーマン』、2017年)
ブルース・ウィリス:サム役(『ゴースト/ニューヨークの幻』、1990)
アマンダ・サイフリッド:ガモーラ役(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』、2013年)
ジョセフ・ゴードン=レヴィット:ピーター・クイル役(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』、2013年)
ナタリー・ポートマン:ロリータ役(『ロリータ』、1997年)
トム・ハンクス:ジェリー・マグワイア役(『ザ・エージェント』、1996年)
トム・ハンクス:エドワード役(『シザーハンズ』、1991年)
ケイト・ウィンスレット:ローグ役(『X-MEN』、2000年)
ジョージ・クルーニー:ノア役(『きみに読む物語』、2004年)
グウィネス・パルトロウ:ローズ役(『タイタニック』、1997年)
ヴィゴ・モーテンセン:ウルヴァリン役(『X-MEN』、2000年)
ミシェル・ファイファー:クラリス・スターリング役(『羊たちの沈黙』、1991年)
ミシェル・ファイファー:ビビアン役(『プリティ・ウーマン』、1990)
ダリル・ハンナ:ビビアン役(『プリティ・ウーマン』、1990)
ジョシュ・ハーネット:バットマン役(『バットマン』シリーズ、2005)
ウィル・スミス:ジャンゴ役(『ジャンゴ 繋がれざる者』、2012年)
キム・ベイシンガー:キャサリン・トラマル役(『氷の微笑』1992年)
トム・セレック:インディアナ・ジョーンズ役(『インディ・ジョーンズ』シリーズ、1981年)
ニコール・キッドマン:ジェーン・スミス役(『Mr.&Mrs. スミス』、2005年)
ブラッド・ピット&レオナルド・ディカプリオ:イニス・デル・マー&ジャック・ツイスト(『ブロークバック・マウンテン』、2005年)
ブラッド・ピット:ラッセル・ハモンド役(『あの頃ペニー・レインと』、2000年)
サンドラ・ブロック:マギー・フィッツジェラルド役(『ミリオンダラー・ベイビー』、2005年)
シルヴェスター・スタローン:デビッド・ミルズ役(『セブン』、1995年)
エマ・ワトソン:ミア役(『ラ・ラ・ランド』、2016年)
デンゼル・ワシントン:デビッド・ミルズ役(『セブン』、1995年)
クリスティーナ・アップルゲイト:エル・ウッズ役(『キューティ』、2001年)
バート・レイノルズ:ハン・ソロ役(『スター・ウォーズ』、1977年)
ジョン・トラボルタ:フォレスト・ガンプ役(『フォレスト・ガンプ/一期一会』、1994年)
エミリー・ワトソン:アメリ役(『アメリ』、2000年)
メル・ギブソン:マクシムス役(『グラディエーター』、2000年)
ジャック・ニコルソン:マイケル・コルレオーネ役(『ゴッドファーザー』、1972年)
ゲイリー・クーパー:レット・バトラー役(『風と共に去りぬ』、1939年)
ケーリー・グラント:ジェームズ・ボンド役(『ジェームズ・ボンド』シリーズ、1962年)
フランク・シナトラ:ダーティハリー役(『ダーティハリー』、1971年)
ショーン・コネリー:ガンダルフ役(『ロード・オブ・ザ・リング』、2001年)
せっかくのオファーを断る理由は……

スケジュールの都合やプロジェクトに対する不信、あるいはエージェントの判断ミスなど、俳優たちが出演オファーを断る理由は無数にある。しかし、花形の役はそうたくさんあるわけではないので、出演辞退で大失敗ということもあるのだ。

 

 

 

後悔?

出演辞退のせいで俳優として落ちぶれてしまうこともあれば、なんの影響も受けないこともある。では、誰がどんな理由でスター役を断ってしまったのか、その結果、どうなったのかについて見てゆこう。

 

マコーレー・カルキン:レナード役(『ビッグバン★セオリー/ギークなボクらの恋愛法則』、2007年)

CBS放送のコメディ『ビッグバン★セオリー/ギークなボクらの恋愛法則』への出演オファーを3度も断ったというマコーレー・カルキン。ジョー・ローガンのポッドキャストに出演した彼によれば、脚本が気に入らなかったのが理由だ:「出演していれば何億ドルも稼げたかもしれない。でも、ガンガン壁に頭を打ち付けることになっていただろうね」

 

アンジェリーナ・ジョリー:ダイアナ・プリンス役(『ワンダーウーマン』、2017年)

ダイアナ役としてアンジェリーナ・ジョリーを念頭に置きながら脚本を書いたジョス・ウェドン監督。しかし、今ではガル・ガドット以外の女優がワンダーウーマンを演じるなど考えられないだろう。

ブルース・ウィリス:サム役(『ゴースト/ニューヨークの幻』、1990)

当時、デミ・ムーアの夫だった ブルース・ウィリス。サム役を辞退したのは、幽霊を演じることでキャリアに傷が付くと考えたためだ。しかし、代役を務めたパトリック・スウェイジが成功を収め、その考えが間違いだったことを証明した。それかあらぬか、ブルースも数年後の『シックス・センス』では死者の役を快諾した。

 

アマンダ・サイフリッド:ガモーラ役(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』、2013年)

2020年、ケヴィン・ファイギ監督のオファーを断り、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に出演しなかったアマンダ・サイフリッド。ウェブサイト「ComicBook」のインタビューでアマンダは「マーベル映画初の失敗作に出演するのはイヤだった」とコメントしている。

 

ジョセフ・ゴードン=レヴィット:ピーター・クイル役(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』、2013年)

ピーター・クイル役のトップ候補だったが、『シン・シティ 復讐の女神』に出演するためオファーを断ったジョセフ・ゴードン=レヴィット。しかし、この決断はどうやら間違っていたようだ。

 

 

ナタリー・ポートマン:ロリータ役(『ロリータ』、1997年)

ロリータ役のオファーが舞い込んだとき、ナタリー・ポートマンはわずか13歳。きっぱり断った彼女の判断は間違っていなかった。

 

トム・ハンクス:ジェリー・マグワイア役(『ザ・エージェント』、1996年)

主人公としてトム・ハンクスを念頭に置きながら脚本を書いていたキャメロン・クロウ監督は、粘り強く彼と交渉したという。しかし『すべてをあなたに』での監督デビューを控えていたトム・ハンクスはこれを辞退。おかげでトム・クルーズがジェリー・マグワイア役を演じることとなった。

 

トム・ハンクス:エドワード役(『シザーハンズ』、1991年)

トム・ハンクスが出演辞退したおかげでジョニー・デップの当たり役となった『シザーハンズ』のエドワード役。辞退の理由は『虚栄のかがり火』出演だった。

 

ケイト・ウィンスレット:ローグ役(『X-MEN』、2000年)

制作元の20世紀スタジオはローグ役として原作より年上のイギリス人女優を考えており、ケイト・ウィンスレットに出演を依頼。しかし、ケイトがオファーを断ったため、この花形の役はアンナ・パキンの手に渡った。

 

ジョージ・クルーニー:ノア役(『きみに読む物語』、2004年)

自身が監督した作品『ミッドナイト・スカイ』のパネルで、ジョージ・クルーニーは『きみに読む物語』への出演を土壇場で辞退した理由について、老いたノア役を務めるポール・ニューマンの若いころを演じることに抵抗があったためとコメントした。おかげで、ライアン・レイノルズに出番が回って来た。

 

グウィネス・パルトロウ:ローズ役(『タイタニック』、1997年)

司会者ハワード・スターンとのインタビューで本人が語ったところによれば、グウィネスはオファーを断ったわけではなく、最終候補2人のうちの1人だっただけだという。結局、選ばれたのはケイト・ウィンスレットだった。

 

ヴィゴ・モーテンセン:ウルヴァリン役(『X-MEN』、2000年)

シリーズが際限なく続くことを恐れてウルヴァリン役を断ったヴィゴ・モーテンセン。そんな彼の元に1年後、伝説的な役が舞い込むこととなった:『ロード・オブ・ザ・リング』のアラルゴン役だ。

 

ミシェル・ファイファー:クラリス・スターリング役(『羊たちの沈黙』、1991年)

大好評となったジョナサン・デミ監督の『羊たちの沈黙』でクラリスを演じるはずだったミシェル・ファイファー。しかし「悪のはびこる世界観に嫌気がさした」ため出演を断ったと『ザ・ヨーカー』誌に明かした。

 

ミシェル・ファイファー:ビビアン役(『プリティ・ウーマン』、1990)

90年代を代表する恋愛映画の古典でリチャード・ギアの相手役を務めるはずだったミシェル・ファイファー。しかし、脚本に納得がゆかず、出演辞退。代役が回って来たジュリア・ロバーツは、いまだにそのことが信じられないという。

 

ダリル・ハンナ:ビビアン役(『プリティ・ウーマン』、1990)

ミシェル・ファイファーに続き、ダリル・ハンナもビビアン役は女性蔑視だとして出演辞退。一方、無名に近かったジュリア・ロバーツはこの役で人気女優になった。

 

ジョシュ・ハーネット:バットマン役(『バットマン』シリーズ、2005)

バットマン役のオファーが来たとき、すでに俳優としてピークを過ぎていたジョシュ・ハーネット。それもあってか、クリストファー・ノーラン監督の申し出をきっぱり断ったという。『プレイボーイ』誌にコメントしたところによれば、ステレオタイプにはまりたくなかったので辞退したが、その決断を後悔しているという。一方、代役のクリスチャン・ベールは正しい判断を下したようだ。

 

ウィル・スミス:ジャンゴ役(『ジャンゴ 繋がれざる者』、2012年)

何か月にもわたって共にプロジェクトを推し進めていたウィル・スミスとクエンティン・タランティーノ監督。しかし、ラブストーリーを望むウィルと復讐劇を描きたいタランティーノ監督の溝は埋まらず、主役の座はジェイミー・フォックスの手に渡った。

 

キム・ベイシンガー:キャサリン・トラマル役(『氷の微笑』1992年)

『ナインハーフ』で主役を務めたこともあるキム・ベイシンガーだが、キャサリン役はセクシー過ぎるとして出演辞退。ジュリア・ロバーツとイザベル・アジャーニも辞退したため、シャロン・ストーンに役が回って来た。

 

トム・セレック:インディアナ・ジョーンズ役(『インディ・ジョーンズ』シリーズ、1981年)

デイヴィッド・レターマンのインタビューで、インディアナ・ジョーンズ役を断ったわけではないと明かしたトム・セレック。実際は『私立探偵マグナム』で主役を演じることが決まっていたため、CBS放送がトムの『インディ・ジョーンズ』シリーズ出演を認めなかったのだ。その結果、この役はハリソン・フォードの手に渡った。

 

ニコール・キッドマン:ジェーン・スミス役(『Mr.&Mrs. スミス』、2005年)

スケジュールの都合で出演を諦めたニコール・キッドマン。アンジェリーナ・ジョリーが代役を務めたことで「ブランジェリーナ」が誕生したが、ニコールが出演していたら「ブラッドコール」になっていたのだろうか?

ブラッド・ピット&レオナルド・ディカプリオ:イニス・デル・マー&ジャック・ツイスト(『ブロークバック・マウンテン』、2005年)

この映画は監督選びにもひと悶着あった。アン・リー監督が就任するまで、ガス・ヴァン・サント監督が有力候補だったのだ。彼がウェブサイト「IndieWire」に打ち明けたところによると、ガス・ヴァン・サント監督は、自身の降板を受けてブラッド・ピットとレオナルド・ディカプリオも一緒に出演辞退するだろうとわかっていたとのこと。

ブラッド・ピット:ラッセル・ハモンド役(『あの頃ペニー・レインと』、2000年)

キャメロン・クロウ監督のオファーを断ったのは役柄が理解できなかったからだと語るブラッド・ピット。代わりにビリー・クラダップがこの役を演じ、作品は非常に高い評価を受けることとなった。

 

サンドラ・ブロック:マギー・フィッツジェラルド役(『ミリオンダラー・ベイビー』、2005年)

クリント・イーストウッドはサンドラ・ブロックこそマギー役にふさわしいと考えていたが、サンドラは身体的負担が重すぎるとして辞退。代役を引き受けたヒラリー・スワンクがアカデミー賞に輝くこととなった。

 

シルヴェスター・スタローン:デビッド・ミルズ役(『セブン』、1995年)

デヴィッド・フィンチャーが画期的な作品の主役として最初に選んだのはシルヴェスター・スタローンだった。しかし、彼はこのオファーを断ってしまったのだ。その結果、数十年たってもいまだに後悔することになったと、ことあるごとに打ち明けている。

 

エマ・ワトソン:ミア役(『ラ・ラ・ランド』、2016年)

あれこれ注文を付けるエマ・ワトソンを持て余したデイミアン・チャゼル監督は、代役を探さざるを得なくなってしまった。その結果、ミア役はエマ・ストーンの手に渡り、アカデミー主演女優賞をもたらすこととなった。

 

デンゼル・ワシントン:デビッド・ミルズ役(『セブン』、1995年)

シルヴェスター・スタローンの辞退を受けて、『セブン』への出演依頼はデンゼル・ワシントンの元に舞い込んだ。しかし、すでにアカデミー賞受賞歴1度、ノミネート歴3度を誇る彼の目にはこの脚本は暗すぎると映ったようだ。結局、ブラッド・ピットがこの役を引き受けることとなった。

 

クリスティーナ・アップルゲイト:エル・ウッズ役(『キューティ』、2001年)

ドラマ『Married... with Children』でケリー役をすでに演じていたクリスティーナ・アップルゲイトは、似たような役でマンネリ化することを恐れ『キューティ』出演を辞退。『Entertainment Tonight』チャンネルでは「スクリーン上でワンパターンな役にはまってしまうのが不安だったの。でも、愚かな決断だった」とコメントした。代役のリース・ウィザースプーンはクリスティーナに感謝しきりだろう。

バート・レイノルズ:ハン・ソロ役(『スター・ウォーズ』、1977年)

ハリソン・フォードの当たり役となったハン・ソロ役を断ってしまったバート・レイノルズ。その理由について、ウェブサイト「ビジネスインサイダー」に「当時はああいう役を演じたくなかった」と打ち明けている。

ジョン・トラボルタ:フォレスト・ガンプ役(『フォレスト・ガンプ/一期一会』、1994年)

『フォレスト・ガンプ/一期一会』か『パルプ・フィクション』の二者択一を迫られたジョン・トラボルタ。最終的にタランティーノ監督を選んだ彼の選択は間違っていたとは言えない。というのも、『パルプ・フィクション』はアカデミー賞を獲得したからだ。しかし、ゼメキス監督の『フォレスト・ガンプ/一期一会』は主演のトム・ハンクスをはじめ、アカデミー賞6部門を総なめすることとなった。

エミリー・ワトソン:アメリ役(『アメリ』、2000年)

実は、ジャン=ピエール・ジュネ監督がアメリ役として最初にオファーしたのはオドレイ・トトゥではない。イギリスの女優、エミリー・ワトソンだったのだ。しかし、残念ながらエミリーはフランス語が話せなかった。

 

メル・ギブソン:マクシムス役(『グラディエーター』、2000年)

5年前にもウィリアム・ウォレス役で歴史映画を成功させたメル・ギブソン。ローマ帝国を舞台とした『グラディエーター』に出演する機会もあったが、彼はローランド・エメリッヒ監督の『パトリオット』に出演するほうを選んだ。その結果、ラッセル・クロウが代わりに剣を握ることとなった。

ジャック・ニコルソン:マイケル・コルレオーネ役(『ゴッドファーザー』、1972年)

マイケル・コルレオーネ役はイタリア人俳優が演じるべきだと考えて出演を断ったと、ウェブサイト「Screen Rant」に打ち明けたジャック・ニコルソン。敬愛するマーロン・ブランドとの共演は見送られた。そして、マイケル役はアル・パチーノの手に渡ることに。

 

ゲイリー・クーパー:レット・バトラー役(『風と共に去りぬ』、1939年)

『風と共に去りぬ』を「ハリウッド史上に残る大コケ」だと思って断ってしまったゲイリー・クーパー。それどころか「失敗するのが私ではなく、クラーク・ゲーブルでよかった」とまで言ってのけた。しかし、これは飛んだ見込み違いだったのだ。

 

 

ケーリー・グラント:ジェームズ・ボンド役(『ジェームズ・ボンド』シリーズ、1962年)

シリーズ第一作『007は殺しの番号』への出演依頼を受けたケーリー・グラントだが、すでに58歳になっていた彼は年をとりすぎているとして、当時31歳だったショーン・コネリーに道を譲った。

 

 

フランク・シナトラ:ダーティハリー役(『ダーティハリー』、1971年)

手の怪我で拳銃を握ることができなくなってしまったフランク・シナトラ。その結果、クリント・イーストウッドがシリーズ5作品で主役を務めることとなった。

 

ショーン・コネリー:ガンダルフ役(『ロード・オブ・ザ・リング』、2001年)

『ハフィントン・ポスト』紙に対し 「小説と脚本を読み、映画も見たけれど、よくわからなかった」と打ち明けたショーン・コネリー。幸い、代役のイアン・マッケランは作品を理解できたようだ。

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