画像で振り返る2024年:日本で起こった主な自然災害

2024年に日本で起こった自然災害
能登半島地震(2024年1月1日)
関東甲信で大雪(2月6日)
愛媛県と高知県で震度6弱の地震(4月17日)
松山城で土砂崩れ(7月11日)
秋田県と山形県で記録的な大雨(7月25日)
「南海トラフ地震臨時情報」を初めて発表
南海トラフ巨大地震
台風10号(8月)
能登半島で記録的な豪雨(9月21日)
2024年に日本で起こった自然災害

これまでにないレベルの猛暑や豪雨が世界各地で観測された2024年。日本ではこうした異常気象の影響に加え、多くの地震被害を被った年となった。気象庁によれば、8月1日までに2,800回を超える地震が発生しており、これは過去5年間の年間地震発生数を大きく上回る数字だという。今年、日本で起きた自然災害を振り返ってゆこう。

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能登半島地震(2024年1月1日)

今年は石川県、能登半島地震の衝撃的なニュースで始まった。1月1日に、石川県の輪島市と志賀町で震度7の大きな揺れが観測されたのだ。これほど大きな揺れが観測されたのは2018年の北海道胆振東部地震以来であり、観測史上7回目にあたる。この地震により、およそ9万1,000棟の建物が被害を受け、457人の尊い命が奪われた。

関東甲信で大雪(2月6日)

東京都23区全域、そして関東甲信の広い範囲で大雪となり、高速道路で通行止めが相次いだ。とくに首都高速道路は通行止め区間が総延長の7割に及んだほか、通行止めの時間は最大で53時間にわたった。

愛媛県と高知県で震度6弱の地震(4月17日)

4月17日、四国と九州にはさまれた農後水道を震源とする地震が起こり、愛媛県と高知県で震度6弱の地震が発生した。気象庁によれば、両県で震度6弱以上の揺れを観測したのは、現在の震度階級が導入された1996年以降初めてのことだったという。

松山城で土砂崩れ(7月11日)

愛媛県の松山城がある山の斜面で土砂崩れが発生。ふもとの民家やマンションを直撃し、3人が亡くなった。「NHKニュース」によれば、6年前の西日本豪雨の直後に、頂上付近の道路で数メートルにわたる亀裂が発見されていた。同じ道路で昨年の夏に他の亀裂が確認されたため、7月から修復工事が行われていたという。

画像:Kyodo / Kyodo News Images

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秋田県と山形県で記録的な大雨(7月25日)

活発な梅雨前線の影響で、秋田県と山形県で記録的な大雨が降った。「NHKニュース」によれば、山形県でおよそ1,100棟、秋田県で約200棟の住宅が浸水被害を受け、3人が亡くなった。

画像:Kyodo / Kyodo News Images

「南海トラフ地震臨時情報」を初めて発表

8月8日に宮崎県で最大震度6弱の地震が発生したことで「南海トラフ地震臨時情報」が初めて発表された。これを受け、対象地域の海水浴場を閉鎖する動きが相次ぎ、一部区間の電車は徐行運転を実施した。

南海トラフ巨大地震

南海トラフとは駿河湾から日向灘沖にかけての海底の溝状の地形を指し、「国土交通白書」によれば、約90~150年の間隔で大地震が発生している。1944年と1946年に起きた大地震から80年が経った今、南海トラフにおける大地震発生の可能性は日に日に高まっているという。

画像:Kyodo / Kyodo News Images

台風10号(8月)

8月に鹿児島県に上陸した台風10号は時速15kmという非常にゆっくりした速度で、複雑な経路をとりながら列島を横断。そのため、九州から関東地方にかけての広い範囲で記録的な大雨に見舞われ、あわせて8人が死亡、129人が怪我を負った。

画像:Kyodo / Kyodo News Images

能登半島で記録的な豪雨(9月21日)

元旦に能登半島地震に見舞われた地域が、9月21日の能登半島豪雨により再び大きな被害を受けた。気象庁の統計史上最多となる雨量が能登半島を襲い、地域の人々は“二重被災”という厳しい状況におかれた。

画像:Kyodo / Kyodo News Images

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