秋篠宮家の長男、悠仁さまが筑波大学に合格:推薦入試で生命環境学群へ
宮内庁は11日、秋篠宮家の長男・悠仁さまが、茨城県つくば市にある筑波大学生命環境学群の生物学類に推薦入試で合格したと発表した。
15歳上の長女眞子さま、12歳上の次女佳子さまに可愛がられ、すくすくと成長されてきた悠仁さま。大学入学に至るまでの経緯や、これまでの半生を振り返ろう。
秋篠宮家ご夫妻の長男として、2006年9月6日に誕生。皇室に男子が誕生したのは秋篠宮さま以来41年ぶりであり、悠仁というお名前には、「ゆったりとした気持ちで、長く久しく人生を歩んでいって欲しい」という意味が込められているそう。
2010年4月に、お茶の水女子大学が新設した特別入園制度を利用し、3歳7か月で附属幼稚園に入園。同タイミングで、眞子さまは国際基督教大学に、佳子さまは学習院女子高等科にそれぞれ進学し、2010年は秋篠宮家にとって節目の年となったようだ。
2011年に悠仁さまは5歳を迎え、皇室のお子さまの健やかな成長を願う儀式である、着袴(ちゃっこ)の儀、深曽木(ふかそぎ)の儀が執り行われた。
その後、小学校、中学校とお茶の水女子大付属の学校で計12年間を過ごされた。中学1年生の夏休みには、秋篠宮ご夫妻と共にブータンを旅行されており、初めての海外訪問となった。
お茶の水女子大学附属中学校との提携校進学制度を利用し、2022年4月には筑波大学附属高校に入学。かねてより昆虫に関心を持っており、2023年の8月には、『国立科学博物館研究報告 A類(動物学)』にトンボに関する論文を発表している。
画像:Kyodo / Kyodo News Images
今年の9月には18歳の誕生日を迎え、成年皇族となられた悠仁さま。誕生日を迎える前に文書で感想を寄せられ、「今年の9月6日に18歳の誕生日を迎え、成年になります。幼稚園や小学校、中学校に通っていた日々がついこの間のことのように感じていますが、もう成年なのかと思うと、時が経つのは早いと実感しています。この18年の間、多くの方々が、その時々にさまざまな形で心を寄せてくださいました。深く感謝申し上げます。そして、今まで育ててくれた両親と姉たちにも感謝しています」と感謝の意を表明した。
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悠仁さまの合格を受け、筑波大の永田恭介学長は『朝日新聞』の取材に対し、「合格おめでとうございます」と祝意を表したうえで、「研究者を目指すには、入学してからどのような学びを積んでいくかが勝負になります。筑波大学は十分な教育・研究体制を整えていますので、思う存分、研究に取り組み、学生生活を楽しんでいただきたい」と述べた。
今回筑波大学に合格されたことにより、戦後の皇族では初めて、幼稚園から大学に至るまで、いずれも学習院以外の学校に進学されることとなる。今後もそのご活躍から目が離せない。