画像で追うウクライナ戦争の最前線

戦下の日常生活
機甲戦
民間人の退避
白リン弾の使用
バフムトの病院
バフムトの破壊
バフムトの死者数
リチャキフ墓地の葬式
焦土と化すウクライナ
必死の避難
広がる荒廃
ゴーストタウン
徒歩での避難
廃墟に掲げられる旗
学校の廃墟
人形の留守番
戦下の日常生活

ウクライナでは戦争が続いている。ドネツク州の前線では特に、熾烈な戦いが繰り広げられている。この写真はドネツク州のコスティアンティニフカの村で撮影された。

機甲戦

最近では、戦車による大戦が起きた。ウクライナ軍の戦車部隊とロシア軍の戦車部隊がウフレダルで衝突したのだが、これほど多くの戦車が投入されたのは第二次世界大戦以来初めてとなる。ヨーロッパの放送局「ユーロニュース』によると、ウクライナ軍はウフレダルの戦闘で、ロシアの戦車を130両破壊したとしている。

民間人の退避

戦闘が行われる地域では、多くの場合、近隣の住民がひとり残らず退避を余儀なくされる。さめざめと泣いている写真の女性は、住み慣れたシヴェルクの家をあとにするところ。ロシア軍とウクライナ軍が熾烈な戦いを続けているドネツク州の村だ。

白リン弾の使用

この写真はバフムトの近くで撮影された。ウクライナの軍用車両が白リン弾の爆発を避けて退去する様子。車の背後で地面が燃え上がっている。バフムトの戦いは、ウクライナ戦争における悲劇的場面のひとつとして歴史に残るだろう。ロシア軍とウクライナ軍双方に、数百人の死者が出た。

バフムトの病院

前線で命を危険にさらしているのは戦闘員だけではない。医者たちや人道支援活動をする人々もいる。写真はバフムトの町の病院で医療活動がおこなわれている場面を写している。部屋の様子から、戦火がすぐそばにあることがわかる。

バフムトの破壊

崩れてがれきになった学校の前で、2人の教師が抱き合っている。町の破壊はすさまじく、あるウクライナ兵士は涙ながらに、バフムトはすでに見る影もないと『La Vanguardia』紙に語った。

バフムトの死者数

写真の兵士たちは、バフムトでの戦闘の準備をしている。この悲惨な戦闘でどれだけの人が命を落としただろうか? 『The Guardian』紙は、西側諸国の情報機関のデータを参照しながら、その数字を2万人から3万人と見積もっている。この熾烈な戦闘では、ロシア側とウクライナ側のそれぞれで死者数が2万人を超えたという。

リチャキフ墓地の葬式

めいめいの死の背後には、その死を悼む人がいる。悲しみに暮れる家族がある。この写真はリヴィウのリチャキフ墓地で撮られたもの。折り畳まれたウクライナ国旗に口づけをする女性は、バフムトで38歳の息子を亡くしたという。

焦土と化すウクライナ

ウクライナ戦争は開始からすでに1年以上が過ぎ、ウクライナ国内ではひきつづき、砲火や爆弾、ロシア軍の襲撃によって各地で火の手があがっている。この写真もバフムトの前線で撮られた。

必死の避難

戦地のそばに住む人々は、危険が間近に迫ると必死の退避を余儀なくされる。

広がる荒廃

ウクライナの広い範囲で、この写真のような荒廃が広がっている。この家屋の写真はハルキウで撮られた。

ゴーストタウン

ドネツク州のいくつかの居住地域は、シヴェルクがそうであるように、ゴーストタウンになってしまった。それらの町では、住民はみな避難するか、逃げないにしてもひっそり隠れて生活するかしなければならなくなった。

徒歩での避難

ときに避難は、徒歩で行わなければならないこともある。たとえば写真の人々のように。彼らはオスキル川沿岸の住民だが、川にかかる橋がロシア軍によって吹き飛ばされたのだ。

廃墟に掲げられる旗

勝利を告げるウクライナ国旗が、廃墟の上にはためいている。これが最後の廃墟になるのだろうか。さらなる廃墟が生まれるのだろうか。

学校の廃墟

センコヴェの村の風景。執拗な砲火にさらされて廃墟になった学校。

人形の留守番

立ち退きの指示が出されたシヴェルクの村。おもちゃの人形が窓から顔をのぞかせている。持ち主が帰ってくるのを待っているのだろうか? 戦争のまっただなかで、悪夢と詩情が背中合わせになったようなイメージである。

 

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