戦車の火災を消し止めたウクライナ兵:消火器を掴んで戦車によじ登り、消し止めに成功
とくに、敵車両に攻撃を加える自爆ドローンの動画はたびたびニュースとなっている。そんな中、2024年7月に公開された動画には信じがたい光景が映っていたことから、大きな話題を呼ぶこととなった。
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件の動画には、ウクライナの第214特殊大隊に所属する戦車兵が車両と乗員を救うため、大胆な行動に出る様子が捉えられていたのだ。
画像:Telegram @ButusovPlus
この動画はウクライナ人ジャーナリストのユーリー・ブトゥソウ氏によって、7月11日に公開された。
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ウクライナのニュースメディア「The New Voice of Ukraine」によれば、ブトゥソウ氏は動画をシェアした際に、「車両の内外で火災が発生していました」と説明したという。
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「その兵士は消火器を掴むとためらうことなく装甲板によじ登り、移動する戦車の上で火を消し止め、乗員の命を救ったのです」
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動画を見れば、炎上したまま草原を移動する車両の上に戦車長が立っているのがわかるだろう。動画の長さは1分ほどだが、この兵士はその間ずっと、火を消し止めようと奮闘していた。
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ブトゥソウ氏によれば、この戦車長はなんとか消火に成功し、戦車ともどもウクライナ軍の陣地に無事、帰還したそうだ。
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ブトゥソウ氏は一帯を掃討する任務にあたっていたこの戦車について、ロシア軍の自爆ドローンによる攻撃を受けたのではないかと指摘。実際、動画にも車両に突入するドローンが映っていた。
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「The News Voice Ukraine」はこの戦車長について「戦場で並外れた勇敢さを見せた」とした。また、ブトゥソウ氏が投稿した動画には、ヴィタリーという名のこの兵士に対するインタビューも含まれているとのこと。
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