姿を消しつつある身近なモノたち:スマホもパスワードもいつかは消える
未来を予測するのは簡単ではありません。実際、誰もがスマートフォンを手にしてSNSを楽しむという、一昔前には想像もつかなかった日常が今では現実のものとなっています。さらに、空飛ぶ自動車や人工知能といった、ワクワクするような新技術の開発が今も進められているのです。
その一方で、私たちの身の回りには、技術の発展によって廃れつつあるモノもあります。そこで、今回は『Best Life』誌が選んだ、いずれ姿を消してしまいそうなモノたちを見てゆくことにしましょう。
失くなったり壊れたりしがちなクレジットカードやデビットカードは、安全性にも効率性にも優れたデジタル決済にとって代わられつつあります。
写真:Unsplash - Cardmapr NL
今日、スマートフォンが手放せないという人は多いことでしょう。しかし、技術の進歩によって、もっと身体と一体化したデバイスにとって代わられる可能性があるのです。Ting Mobile社の元CEO、Andrew Moore-Crispin氏は「ボタンを押さなくても頭や手と直接連動するデバイスが現れることでしょう」と述べています。
写真:Unsplash - Omar Prestwich
なにかと便利なワイヤレス充電器がケーブル式充電器を駆逐するのも時間の問題でしょう。
写真:Unsplash - Steve Johnson
何度覚えても、結局、忘れてしまいがちなパスワード。すでに生体認証にとって代わられつつあります。実際、顔認証や声紋認証はすでにかなり一般的です。
写真:Unsplash - Towfiqu Barbhuiya
環境意識の高まりを受けて生分解性の素材やマイバッグの利用が広まるなか、ビニール袋は姿を消しつつあります。
写真:Unsplash - Evie Calder
不衛生で違法取引の隠れみのにもなりがちな現金。いずれは完全にデジタル決済にとって代わられることでしょう。
写真:Unsplash - Josh Appel
そして、現金が廃れれば、当然ATMも姿を消すことになります。
写真:Unsplash - Eduardo Soares
さらに、現金やクレジットカードのデジタル化が進めば、財布も用済みになってしまうはず。
写真:Unsplash - Bermix Studio
通常のカギはワイヤレスキーや生体認証、電子キーに取って代わられつつあります。自動車ではすでにデジタルキーが浸透していますが、いずれは家のカギも姿を消してしまうかもしれません。
写真:Unsplash - Iza Garwych
NetflixのCEOを務めるリード・ヘイスティングス氏によれば、ストリーミングの興隆によってケーブルテレビに残された時間は10年ほどだろうとのこと。
写真:Unsplash - Aleks Dorohovich
監視カメラや顔認識、GPS付きデバイスなどの普及に加え、便利さを追求するユーザーの欲求によってプライバシーは危うくなりつつあると言えます。
写真:Unsplash - Jason Dent
アメリカ海洋大気庁の報告によれば、気候変動によって2050年までにはカカオ生産地の90%がカカオ栽培に向かない土地になってしまうとされています。ところが、チョコレートの需要は増加の一途をたどっているのです。
写真: Unsplash - Kristianna Pinne
オートマチック車の方が運転が簡単なのはもちろんですが、『Kiplinger』誌いわくクラッチを自動化したマニュアル車が登場しており、車内からペダルが減るのは間違いなさそうです。
写真:Unsplash - Unervi González
記憶媒体としては、ハードディスクやUSBメモリの代わりにクラウドが普及することでしょう。
写真:Unsplash - Immo Wegmann
多くの企業が電子メールで領収書を送付するようになっており、紙のレシートは姿を消しつつあります。資源の節約になるほか、紛失を防ぐこともできて一石二鳥。
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スマートフォンや声による操作ができるスマートテレビの登場で、従来のリモコンは不要になりそうです。
写真:Unsplash - Erik McLean
便利で衛生的、そして書かれた内容をデジタル化できる電子黒板の登場で、従来の黒板は姿を消してしまうでしょう。
写真:Unsplash - Leonardo Toshiro
便利で手軽なオンラインショッピングが浸透するにつれて、ショッピングセンターはレストランやジム、レジャー施設、オフィスといった施設に様変わりすることになるかもしれません。
写真:Unsplash - Ervan Sugiana
昨今では、シリコンバレーで自動運転技術の開発が加速。近い将来、ドライバーという仕事は姿を消すことになるでしょう。
写真:Unsplash - Dan Gold
もちろん、技術が進歩したからといって、駐車料金を払わなくてよいということにはなりません。しかし、アプリやナンバープレート認識システムの発達によってパーキングメーターは不要になるはず。
写真:Unsplash - Stanislaw Gregor
スマートフォンやパソコンで複雑な計算もあっというまにできてしまう昨今、電卓はもはや前世紀の遺物といった趣。
写真:Foto: Unsplash - Iryna Tysiak