北朝鮮兵、ロシアに派遣されて「アダルトコンテンツ」にハマる
北朝鮮がロシアに兵士を派遣したとの報道があるが、詳細は依然として不明のままである。このため多くの噂や推測が広まっている。
なかでも、『フィナンシャル・タイムズ』紙のギデオン・ラッハマン記者が発信源の情報はとりわけ興味深い。いわく、ロシアに入った北朝鮮兵らが現地でアダルトコンテンツに耽溺しているというのだ。『ニューズウィーク』誌が報じている。
ラッハマン記者はXでこう書いている:「普段から信頼できる情報をもたらしてくれているソースによると、ロシアに派遣された北朝鮮兵は、初めて無制限にインターネットを利用できるようになったらしい」
北朝鮮においてインターネットは厳しく制限されており、利用できるのは政府関係者か外国人に限られている。他の一般国民は「光明ネットワーク」というクローズドなイントラネットしか利用できない。
政治サイト「ポリティコ」によると、ロシアもインターネットに関しては制限を課しているものの、北朝鮮に比べればはるかに自由に利用できるという。
ただし、米国防総省によると、北朝鮮兵がインターネットの「課外活動」に夢中になっているという主張の裏付けは取れなかったという。「ポリティコ」が伝えている。
同サイトいわく、米国防総省は次のように述べたという:「北朝鮮兵のインターネット利用に関してはロシア政府におたずねいただきたい。目下我々はウクライナを支援することに注力するべきであり、また、より重要な地域安全保障問題に対処するべきである」
『ニューズウィーク』誌によると、韓国の諜報機関が、北朝鮮兵がロシアの太平洋艦隊によって輸送され、ウラジオストク付近に送られたことを確認したという。
他方、ウクライナの諜報機関は、現在ロシアには約1万人の北朝鮮兵が派遣されており、目下前線に送るための訓練を受けているとしている。
今のところ、北朝鮮とロシアの軍事協力がどの程度のものになるのか、その全貌は明らかになっていない。西側諸国にとってこの協力関係がどのような意味を持つのかも、今後判明していくことだろう。