オフィスワーカーが画面を見る時間を調べたら...... 年間1,700時間!:作業時間を減らすためのコツとは
米コンタクトレンズ会社「ACUVUE」がある調査を実施した。それによれば、一般的なオフィスワーカーは年間1,700時間もの間PC等のスクリーンを見ているのだという。これは一日辺りにするとおよそ6時間半にもなる。あるいはその倍を画面の前で過ごすという人もいるかもしれない。
長い間画面を見続けることが健康に及ぼす害は様々なものが指摘されている。社会的活動の減少、運動不足、集中力の低下、体の歪み、睡眠障害など、その影響は多岐にわたる。
また、子供の間でもスマホなどの利用時間が伸びているという少々不安になる統計もある。仏誌『ル・ポワン』が引いたある研究によると、2歳児は一日平均56分、3歳半で平均1時間20分、5歳半だと平均1時間34分なんらかの画面を見ているのだという。
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子どもたちは脳が発達途中のため、画面を見すぎることによる悪影響も受けやすいと懸念されている。また、狭い画面を見続けることで視力にも影響が出る恐れがあることも指摘されている。
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とはいえ、これほど情報化の進んだ社会でパソコンやスマホを見ないで過ごすのは難しい。だが、適切な使用法や対策を知ることはできる。以下に主なアドバイスをまとめたので、参考にしてほしい。
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スマホにアプリを入れれば入れるほど受ける通知も増え、スマホを見るよう促される回数も増えてしまう。導入するアプリは必要最低限にしよう。
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誰かと連絡を取る必要が生じたなら、テキストメッセージよりも通話を利用しよう。あるいは、直接会うまで待つのもいいだろう。メッセージを読み書きする時間を減らすことができる。
仕事用とプライベート用でメールボックスを分けるなどして整理し、メールの山に埋もれないようにしよう。自分から送るメールを減らすのも重要だ。
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メールボックスやSNSを離れるときにはログアウトしておこう。そうすれば、大した用もないのにすぐに見直してしまうのを避けられる。
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時間を決めてインターネットから離れる期間を作ろう。携帯電話の契約を見直して、通信可能なデータ量を減らしてしまうというラディカルな対策もいいかもしれない。
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スマホ断ちする時間を作ろう。友人や家族と過ごしている時はスマホを見ないと決めるのもいいし、旅行中は見ないというルールを自分に課すのも悪くない。
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緊急の連絡がないことがわかっているなら、スマホをサイレントモードにしてしまうのも手だ。通知に催促されることがなくなり、画面を見る時間を減らすことができる。
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画面をモノクロにすると、色とりどりの画面に比べて地味になる。無理やり画面に注意を奪われることも減るだろう。
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バスやエレベーターの待ち時間や食事中など、つい意味もなくスマホを眺めてしまっていないだろうか。そういった反射的な癖を自覚して変えてみよう。
眠れない時に暗い部屋でスマホを眺めるのを止めたい……そういう時は、そもそもベッドの周りにスマホを持ち込まないようにしよう。睡眠の質も向上するかもしれない。
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現在時刻をチェックするのは大事だが、その度にスマホを見るのはいただけない。画面を見る時間を減らすために、昔にもどって腕時計を付けてみるのはどうだろうか。おしゃれ度も上がるかも?
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特に子供に対しては、スマホの利用時間を制限するのは重要だ。3歳になるまではスマホを使わせないようにし、以降も一日の利用時間をしっかりと管理しよう。
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そのためには、スマホなどを使える時間をしっかりと決めておくのが有効だ。例えば週に1時間や2時間などと決めておき、その間ならテレビを見たりゲームをしたりしてもいいということにするのだ。