「Amazon Style」登場：アパレル業に進出するアマゾン

eコマース業界一の大企業アマゾンがついにアパレル業界に進出。第一号となる店舗「Amazon Style」の開店準備を始めた。

写真：アマゾン

Amazon Styleが店を構えるのはグレンデール（カリフォルニア州ロサンゼルス郡）にある有名なショッピングセンター「The Americana At Brand」内だ。すでに、9,100平方メートル以上の敷地を取得している。

写真：Instagram-@americanabrand

「The Americana At Brand」にはAmazon Styleだけでなく、Zara、Calvin Klein、H＆M、Nordstrom、Topshopといったアパレル業界の有名ブランドが所狭しと立ち並んでいる。

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Amazon Styleは、アマゾン社がアパレル業界における今後の方向性を決めるために企画したパイロットプロジェクトだ。この第一号店を皮切りに、一大グローバルチェーンへと拡大するのは間違いないだろう。

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アマゾンスタイルが取り扱うのは婦人服・紳士服に加え、靴やアクセサリー、化粧品などだ。

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Amazon Styleが取り扱う商品の大部分はウェブサイトと同様、いくつもの製造メーカーが供給することとなる。

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しかし、Amazon Styleには自社オリジナル製品を販売するスペースも設けられており、売り上げが順調ならラインナップを充実させてゆくそうだ。

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Amazon Styleはこれまでにない革新的なショップで、消費者に新たな体験を提供することを目指すという。

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Amazon Styleにやって来た買い物客は展示されている商品に付属するQRコードをスマートフォンで読み取ることで、気になる商品を選ぶことができるという。

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スマートフォンでモデルとサイズを選択すると、顧客ごとに割り振られた専用の試着ルームに試着用の商品が倉庫から送られるようになっている。

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Amazon Styleには40あまりの試着ルームがあり、そのすべてにタッチパネルが備えられている。顧客はこれを利用することで試着ルームに他の製品を取り寄せ、サイズや色、モデルなどを比較することができるのだ。

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もちろん、顧客は購入したアイテムや試着した製品に関するレビューを行うことができるほか、他のユーザーに意見を求めることもできる。

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これによって得られた顧客情報をもとに、アマゾンはユーザーごとにカスタマイズされたオススメ商品を提案するのだ。また、商品の値段はウェブサイト上の価格と連動して更新されるため、常に変化する可能性があるという。

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アマゾンの狙いは、eコマースで培った高度なノウハウを実店舗に応用することだ。

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ZaraやNikeをはじめ、ショッピングモール「The American at Brand」に出展するライバルたちもQRコードなどを利用したインタラクティブな試着ルームを展開しているという。

Amazon Styleのマネージングディレクターを務めるシモイナ・ヴァセン氏は自社のブログで、このプロジェクトは「試着ルームの可能性を広げ、素敵なスタイルを限りなく詰め込んだ、お客様専用のクローゼットに変える」ものだとしている。

では、いつからこの革新的なショップで買い物を楽しむことができるのだろうか？Amazon Styleの開店予定は2022年末、もうしばらく待たなくてはならない。

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