だれもがやっている朝イチのスマホいじりは辞めるべき?

朝イチのスマホチェック
イーロン・マスクも悩む朝イチの悪習慣
身体と脳を覚醒
デルタ波からシータ波への切り替え
アルファ波
潜在意識に働きかける理想の状態
瞑想に最も適した時間帯は朝
注意散漫とストレス
ネガティブなニュースがストレスを誘発
起床前から起こる仕事のストレス
スマホの代わりに取り入れるべき習慣
マインドフルネスな活動や瞑想の導入
行動計画がキーポイント
「機内モード」を活用
就寝前にスマホを別の部屋へ移動
集中力と生産性を向上
いい朝を迎えよう
朝イチのスマホチェック

朝がやってきた。目覚ましが鳴るとおもむろにスマホに手を伸ばし、アラームを止め、メールやLINEメッセージ、そして今日の天気をチェックする。気が付けば画面をスクロールして、寝ている間にアップされた情報を10分かけて追いかけているのだ。

 

 

イーロン・マスクも悩む朝イチの悪習慣

誰もが経験したことがあるはずだ。「人類火星移住」を計画するビリオネアのイーロン・マスク氏ですら、あるインタビューで、朝起きてすぐにスマホをいじってしまう悪習があり、心身の健康に悪影響を及ぼしかねないと語っている。その考えは正しいといえる。

 

 

身体と脳を覚醒

起床するやいなやスマホを手にし、すぐさまオンラインの世界に飛び込んでしまうと、身体と脳を強制的に覚醒させてしまう。

画像: Shane/Unsplash

 

デルタ波からシータ波への切り替え

人が朝起きたときには、深い眠り状態にある脳のデルタ波から、まだ夢とも現実ともつかない意識状態のシータ波に切り替わる。

 

 

アルファ波

その後、脳波はアルファ波に切り変わり、目覚めているがリラックスしており、大量の情報処理は行っていない状態になる。

画像: Lauren Kay/Unsplash

 

潜在意識に働きかける理想の状態

『サイエンティフィック・アメリカン』誌は「シータ状態にあるとき、頭の中に生まれる観念は精神的な検閲や罪悪感を感じることなく自由に生み出される」と報告している。シータ波が出ている状態は潜在意識に働きかけ、欲するものを視覚化するのに適した心の状態だといえる。

画像: Jared Rice/Unsplash

瞑想に最も適した時間帯は朝

ある研究によると完全なリラックス状態ではないが、大きな集中力を必要としないアルファ状態では、瞑想を行うことで多くのアルファ波が出るようになるそうだ。

画像: Sage Friedman/Unsplash

 

注意散漫とストレス

起床後すぐにスマホをチェックすると、シータ状態やアルファ状態を経ずに覚醒状態になるため、脳が注意散漫になりストレスを抱えやすくなる。

画像: Nubelson Fernandes/Unsplash

 

ネガティブなニュースがストレスを誘発

たとえば朝一番にネガティブなニュースなどを見たり読んだりすると、ストレス反応を引き起こし丸1日イライラすることになる。

画像:Obi/Unsplash

 

起床前から起こる仕事のストレス

同様に、未返信のビジネスメールに気づいたら、ベッドで休んでいる最中でも返信せざるを得なくなるだろう。

 

 

 

 

スマホの代わりに取り入れるべき習慣

朝、目覚めたばかりのときは脳がもっともクリエイティブな状態なので、その時間を有効利用し、「コンディションを整える習慣」を生活の中で持つことが大切になってくる。

画像:Jordan McQueen/Unsplash

 

マインドフルネスな活動や瞑想の導入

朝活として公園を散歩したり、運動や瞑想、マインドフルネスな活動(ただ目の前のことに集中する状態のこと)を行うなど、より建設的な活動をするべきだ。

 

行動計画がキーポイント

ただし朝に何をすべきか意識していなければ、「朝イチのスマホチェック」という以前の習慣に戻ってしまいがちなので、朝の行動計画はしっかり立てるべきである。

画像: Jazmin Quaynor

「機内モード」を活用

もしスマホの誘惑を断ち切りたいなら、就寝前に「機内モード」にするといいだろう。そうすれば早朝の通知音で起こされることはなくなり、アラームも十分機能するようになる。

画像: Sten Ritterfeld/Unsplash

 

就寝前にスマホを別の部屋へ移動

さらにおすすめしたいのが、就寝中はスマホを別の部屋に置き、アラームが鳴ったらベッドから出ざるを得ない環境を作ることだ。

 

 

 

集中力と生産性を向上

瞑想や運動はスマホチェックとは異なり、ストレスを軽減させ、集中力と生産性を高めることに貢献する。

画像:Bruce Mars/Unsplash

 

いい朝を迎えよう

明日の朝はアラームをオフにしてすぐスマホをチェックするのではなく、長期的な健康維持につながる「心の余裕」を意識した活動をしてみよう。

画像:Bruce Mars/Unsplash

 

ほかのおすすめ